さて今回はかなりマニアックなネタになりますが、神戸市北区淡河町にある淡河城跡に登ってきました。

淡河(ちなみにこの漢字で「おうご」と読みます)自体は道の駅淡河や豊助饅頭などで結構神戸の方には知られていると思いますが、こちらに城跡があることを知っている方は歴史好きの方でないと少ないと思います。

外から見た感じはこんな感じです。基本的にはただの山ですね。城郭などが残っているわけではないので、ある意味では観光地化もされずに戦国時代からそのまま残っている城跡になります。

光の加減で見えにくく撮影してしまいましたが、一応案内看板がありました。

かなり厳しい坂道を登っていきます。

山の上に登るとかすかに城跡だった様子が見受けられました。

で、城跡の案内看板です。「有馬氏一万五千石の居城として」とあるから結構立派なものですね。1601年までということはやはり関ヶ原の合戦以降の取り潰しか何かがあったのでしょう。

ほとんど何もないのですが堀だけはしっかりと当時の様子を残しておりました。これは結構凄いです。

ちょっと写真では解りにくいですが、おおよそ大体4メートルぐらいの深さの堀が随所に残っておりました。

そして天守台跡地は公園とお稲荷さんの神社になっておりました。冒頭の写真に写る淡河城跡の石碑もこちらの方に立っておりました。

公園の中央には相撲の土俵が。現地の方によると昔はお祭りなどがあったらこちらで子供たちが相撲を取っていたそうです。
観光地として整備されているわけではないので有名とは言いがたいですが、淡河城跡は豊臣秀吉の三木城攻めの際に登場しますし、神戸の誇る立派な戦国時代の遺構といえますね。
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